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2008.10.4 特集陳列 中国書画精華 (前期)

(東京国立博物館東洋館)
(2008.9.9~10.5)

2008.10.4 特集陳列 中国書画精華 (前期)_b0024408_0152025.jpg

毎年秋恒例の東洋館特集陳列。
去年は後期しか観られなかったので今年はがんばりました。
なんと言っても絵の方は18点中、無印が3点・・・なんと
国宝2点、重文点12、重美1点です。
もちろん指定されてるからいいとは限らないけど、
やっぱり当然いいんだな。

有名な紅白芙蓉図は後期だけど、また因陀羅さんの
ほほえましい?寒山拾得が観れました。
一押しは小動物すきーのわたしなので
重要文化財 『雛雀図』。
6羽のちっこい雀がぴーちくぱーちく。かーわーいー!

あと重要文化財『二祖調心図』と同じく『四睡図』は
どちらも睡虎が、かーわーいーいー!
虎じゃなくておっきな猫ですな。

書の方は展示替ないのでよゆーでしたが、
趙孟[兆頁]の『楷書玄妙観重脩三門記巻』に惚れました。
なんて美しいんだろう!!!

ああ、後期も楽しみ~!!!
# by kinmokusei_verdi | 2008-10-07 23:45 | 展覧会

2008.10.2 安藤信哉・小堀進・永瀬義郎の世界

(茨城県つくば美術館)
(2008.9.27~10.19)

と言う名の、実は当然コレクション展。
なので入館料は180円!
チケットプレゼントもあったし既に3回行きました。


気にいってるものだけ羅列。

安藤
12『ひるさがり』/ちゃぼが2羽
小堀
27『大正池』
29『霞ヶ浦』
32『花と雲』
33『三原山』
34『砂丘』
38『晨峯』
40『沖縄の海』
42『虹』
永瀬
48『初夏』
53『暮色』
54『空のカリカチュール』


きっとまた行きます。
# by kinmokusei_verdi | 2008-10-07 23:45 | 展覧会

2008.9.28 ライオネル・ファイニンガー展

(横須賀美術館)

愛知県美術館の常設でいつもこころ惹かれる作品、
それがわたしとファイニンガーの出会いだった。

とりたててキュビズムがすきだったわけではない。
興味があったわけでもなく。
ただ、その画面に光を感じて惹かれていた、という漠然とした
すき、だった。

見た順にすきな作品羅列。
33モンマルトルにて
57高い家並Ⅰ
54ツィルヒョウⅠ
59ベンツⅥ
85大聖堂
81
95ポッセンドルフⅡ
98夜の聖マリア教会、ハレ*
91街にそびえる教会*
82橋Ⅳ
102フォラースローダ(春)
89ハイリゲンハーフェンの教会
112海辺の廃墟
105海にかかる雲
108夕暮れの海Ⅰ
111レガ川河口Ⅲ
119バルト海
123砂上と防波堤
134魔狼フェンリル

*はフライヤーに載っていたもの。
太字は特にすきな作品
# by kinmokusei_verdi | 2008-09-30 00:04 | 展覧会

明日から関西

京都国立博物館/特集展示
京都国立近代美術館/生活と芸術—アーツ&クラフツ展
奈良県立美術館/まほろば動物園
奈良国立博物館/西国三十三所 観音霊場の祈りと美
# by kinmokusei_verdi | 2008-09-18 23:59

2008.9.5 キム・スージャ展 (資生堂ギャラリー)

(2008.8.23~10.19)

キムスージャ展 「A Mirror Woman : The Sun & The Moon」展

写真とばかり思っていて、映像作品とは思わなかった。
「A Mirror Woman : The Sun & The Moon」は4面のスクリーンを使った
12分33秒の映像だった。

4面なので当然一度に全部のスクリーンは見られない、せいぜい2面、けれど
それもつらい。
ぼーっと見ていると自分も波打ち際にいるようなこころもちになってくる。



以下、サイトから転載。

キムスージャは1957年韓国、テグ(大邸)生まれ。ソウルで絵画を学んだ後、フランス政府の給費留学生としてパリの国立高等美術学校のリトグラフィー・スタジオで学びました。1992年から、ニューヨークのPS1にアーティスト・イン・レジデンスとして滞在し、その後1997年のイスタンブール・ビエンナーレ、1997~2000年のシティーズ・オン・ザ・ムーヴ展、1999、2001、2005、2007年ヴェニス・ビエンナーレに参加。2003年~2004年にはリヨン現代美術館などに個展が巡回、2006年にはマドリッド、レイナ・ソフィア美術館で個展を開催するなど、国際的に活躍しているアーティストです。

写真、インスタレーション、パフォーマンス、ビデオなど、彼女の表現方法は多岐に渡りますが、作品のなかでよく使われるのが、色彩豊かな韓国伝統の布です。それは、韓国では新婚夫婦のベッドカバーとして使われるのだそうです。そして、彼女にとって重要な意味を持つのは「縫う」行為。特に韓国では「縫う」作業は女性の仕事であり、女性を象徴するものだとされています。子供の頃に祖母と一緒にベッドカバーを縫っているときに「縫う」行為のパワーを感じた、と彼女は語っています。*
アーティストとして様々な国を行き来している彼女は、自分自身を「針」とし、人々や国、風景のあいだを縫いあわせているのだといいます。



彼女の代表作のひとつに、「ボタリ(包み)」という、ベッドカバーで古着を包んだ作品があります。韓国では、荷物を整理するとき、移動するときにベッドカバーにさまざまなものを包んで使うという習慣があるそうです。「ボタリ」は、使っていた人のにおい、記憶、思い、精神、人生を運ぶものと彼女は考えています。**
もうひとつ、制作の根本にあるのは陰陽思想における二元論。陰と陽の二つの要素は必ずしも対立するわけではなく、むしろ調和するものと捉えています。韓国のベッドカバーを使った作品は、男と女、生と死、喜びと悲しみ、繁栄と衰退など、さまざまな陰と陽を表現しています。

今回発表する新作「A Mirror Woman : The Sun & The Moon」は、インドのゴアで太陽と月と海を撮影した映像作品です。太陽と月、潮の干満といった陰と陽。また全ての生命をつかさどる太陽と月と海。これまでの彼女の作品とくらべても、自然を扱ったスケールの大きな作品といえるでしょう。同じテーマで制作された写真作品もあわせて展示します。

(*p84, **p85, Catalogue of Kimsooja “Journey Into The World” National Museum of Contemporary Art, Athens 15.2-29.5,2006)
# by kinmokusei_verdi | 2008-09-05 22:20 | 画廊