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2008.9.30 近代日本の巨匠たち (出光美術館)

(2008.9.6~10.26)

フライヤーに麗々しく名前を挙げている6人の中で魁夷・佐伯は1点、田中も1体、
看板に偽り・・・とまでは言わないけれど、・・・な気分になりました。

3点ある松園はまあいいとして
板谷波山
富本憲吉
塚本快示
富岡鉄斎
小杉放菴
とでもすれば内容にあっているのでは?
それなりに知名度はあるし。

しかし40周年で改装してから所蔵品展でも1000円か。
ぐるっとパスで入れなかったら多分来ないでしょう。

会期内展示替えが詳しく書かれていなかった
月岡芳年/風俗三十二相
は、褪色少なく色鮮やかで美しい。今回観れたのは
『むまそう』(『うまそう』えび天食べてます)
『うるささう』(ねこがうるさそうにしてるヤツ。これすき)
『すヾしさう』
『さむさう』


波山は
定番中の定番
『彩磁桔梗文水差』
『彩磁延寿文花瓶』
『保光彩磁草花文花瓶』(正しくは保はくさかんむり)チューリップ
は、もちろん、
はじめて見た
『曜変天目茶碗 銘 天の川』(この曜は耀じゃなかった)
『彩磁月桂樹撫子文花瓶』
が気に入りました。やっぱり出光はいいの持ってますね。

富本はやっぱり『白磁壷』
この人の作品は白磁がすき。

それから予想してなかった塚本快示!!!
みな美しいけど
『青白磁四方花蓋物』蓋は水芭蕉の花一輪で清楚にあけるとめるへん?な龍!、
『青白磁しのぎ碗』そんなにぎさぎさしのぎ、じゃなくて釉薬の諧調が美しい程度のしのぎ。
『青白磁菊花銘々皿』五客。小品だけど。
塚本快示さん作品はこみゅ作りたいほどすきだ。人間国宝の割に知られてないけど。

あと小杉放菴がまとまって出ていたのはうれしかった。こんなに持ってたのね。
『闘鶏』鶏かっこいー
『南庭』庭石に猫が座って『にゃん庭』
ありきたりとはいえ『春禽・秋渓』もすき。
『金時遊行』孫がモデル・・・って小二郎さん?
『さんたくろす』はほほえましい。


併設 仙崖展(崖は正しくは山なし)
『月兎画賛』に当然ふらふら。

併設、って近代日本作品だけじゃうまらないってこと?
そんなことないよねー。
などなど初の試みと言い訳しながら、埋め草ぽい半端な企画でした。
(普通に所蔵品展じゃ人が来ないから?)
by kinmokusei_verdi | 2008-10-08 23:45 | 展覧会
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