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2008.5.18 「鳥のビオソフィア――山階コレクションへの誘い」展

(東京大学総合研究博物館)
(2008.3.15~5.18)

わたしにとって、鳥はまだ発展途上分野なのですが、なぜこんなに
行く気満々だったかと言うと、1に展示デザイン、2にブランクーシ、
3に博物図譜、ってところでしょうか。

サイトに展示風景など詳細に載っているため、発見や驚き、というものは
少なかったのですが、わたしにとって最大の収穫はやはり博物図譜
グールドのハチドリ、シーボルトの日本鳥類誌、
ルヴァイヤン の「オウム・インコの自然史」などなど、
名前は目にしていてもなかなか実物を観る機会は少ないので・・・
博士の研究室にオーデュボンの「アメリカの鳥類」のレプリカもあったな~(にやり。

剥製はあまり気持ちのいい代物ではないので、剥製の展示だけ、
だったら行かなかったでしょう。
実際、剥製を一羽ずつ見ていたらとんでもなく時間もかかるし、
そこまでしたい展示でもなかったです。
ただ(作品そのものの良し悪しとは別に)、
この空間に身を置くのは心地よい、と言う展示とはめったに
出会えませんので、その意味で大きな収穫でした。

最終日だし、だいぶ宣伝もされたとみえ、ここにしてはたくさんの
お客さんがいらして、ほっとしました。
今回の展示に限らず、お客さんが少ないと怖いのです。ここ。
by kinmokusei_verdi | 2008-05-18 23:45 | 展覧会
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