(2008.9.6~10.26)
フライヤーに麗々しく名前を挙げている6人の中で魁夷・佐伯は1点、田中も1体、 看板に偽り・・・とまでは言わないけれど、・・・な気分になりました。 3点ある松園はまあいいとして 板谷波山 富本憲吉 塚本快示 富岡鉄斎 小杉放菴 とでもすれば内容にあっているのでは? それなりに知名度はあるし。 しかし40周年で改装してから所蔵品展でも1000円か。 ぐるっとパスで入れなかったら多分来ないでしょう。 会期内展示替えが詳しく書かれていなかった 月岡芳年/風俗三十二相 は、褪色少なく色鮮やかで美しい。今回観れたのは 『むまそう』(『うまそう』えび天食べてます) 『うるささう』(ねこがうるさそうにしてるヤツ。これすき) 『すヾしさう』 『さむさう』 波山は 定番中の定番 『彩磁桔梗文水差』 『彩磁延寿文花瓶』 『保光彩磁草花文花瓶』(正しくは保はくさかんむり)チューリップ は、もちろん、 はじめて見た 『曜変天目茶碗 銘 天の川』(この曜は耀じゃなかった) 『彩磁月桂樹撫子文花瓶』 が気に入りました。やっぱり出光はいいの持ってますね。 富本はやっぱり『白磁壷』 この人の作品は白磁がすき。 それから予想してなかった塚本快示!!! みな美しいけど 『青白磁四方花蓋物』蓋は水芭蕉の花一輪で清楚にあけるとめるへん?な龍!、 『青白磁しのぎ碗』そんなにぎさぎさしのぎ、じゃなくて釉薬の諧調が美しい程度のしのぎ。 『青白磁菊花銘々皿』五客。小品だけど。 塚本快示さん作品はこみゅ作りたいほどすきだ。人間国宝の割に知られてないけど。 あと小杉放菴がまとまって出ていたのはうれしかった。こんなに持ってたのね。 『闘鶏』鶏かっこいー 『南庭』庭石に猫が座って『にゃん庭』 ありきたりとはいえ『春禽・秋渓』もすき。 『金時遊行』孫がモデル・・・って小二郎さん? 『さんたくろす』はほほえましい。 併設 仙崖展(崖は正しくは山なし) 『月兎画賛』に当然ふらふら。 併設、って近代日本作品だけじゃうまらないってこと? そんなことないよねー。 などなど初の試みと言い訳しながら、埋め草ぽい半端な企画でした。 (普通に所蔵品展じゃ人が来ないから?)
by kinmokusei_verdi
| 2008-10-08 23:45
| 展覧会
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