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2004.11.4 モノクローム絵画の魅力 (千葉市美術館)

(2004.9.7~11.23)

かんちがいしてました。
モノクローム絵画と言う言葉を。

1色で塗られた絵画というと、わたしは観てもマチエールの違いくらいしかわからないので
うーん・・・と思ってましたが、わたしより少し先に観ていた年配の男性が監視員にいろいろ
質問をしていて、監視員の答えの中に「わたしにもよくわからないんですよ」
と、言うのを小耳にはさんで、ちょっとなぁ・・・な気分に。
監視の方の答えは客に恥をかかせないように配慮したものであったと思いたいけど、
美術館の職員(常勤でも臨時でも)が、わからない、と答えるのは問題だと思う。
それよりは「わかる、わからない、と言うものではないんですよ。」
「わからなくてもいいんです。」と、言う言葉がほしかったかと。
わからないといけないのではなく、感じるままでいいのだと言う答えが。
絵がわかる・わからないなどと言うことは評論家に任せておけばいいのだ。

わからないといけない、と思うから抽象絵画は難しい、と言う認識が生まれ、
敬遠されるのだ。ま、わたしも多少敬遠している自覚はあります。

で、中でなんかいいな、と思ったのは
小林正人/「絵画の子」/なんとなく。マチエールがいいかんじ。
吉永裕/「NS96-93」/黒!近づくと星空のようだ。和紙にパステルで描かれ
額にいれず待ち針のような頭のついたピンで留められている。
by kinmokusei_verdi | 2004-11-10 12:42 | 展覧会
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