(2004.9.25~11.23)
フライヤーにあった初代長次郎の重文「赤樂茶碗 無一物」は展示期間が終わっていて 観られず残念だったが、樂家歴代の作品が観られ充実した展示だった。 そのむかし(笑、博物館学で樂美術館見学・実習があったのに興味なくてさぼったことが もったいなかったな、と思った。まぁ、学生の頃だと結局良さがわからなかったかも しれないけど。 気になったものを列記すると 2/初代長次郎/黒樂茶碗 銘 面影/銘をしみじみかみしめた。 6/田中宗慶/三彩獅子香炉/緑釉がきれい。ブタ鼻でかわいい~。 18/四代 一入/樵之繪黒樂茶碗 銘 山里/荷を棒にくくりつけて持つ姿は PINGU・・・(違 22/四代 一入/赤樂獅子香炉/ふんばっててなんだかかわいい獅子の香炉。 23/五代 宗入/黒樂茶碗 銘 比良暮雪/かたちといい、釉のかかりといい、 手にとってみたい。 28/六代 左入/赤樂茶碗 銘 桃里/少しいびつで金継ぎしているので 桃のかたちに見える。なかなか。 32/七代 長入/象香炉/緑釉がかかったうずくまる象。なんか妙。 42/十一代慶入/貝貼文白樂茶碗 銘 潮干/見込に貝を象った浮き彫りが 貼られていて茶を飲むとだんだんに見えてくる趣向。これでお茶をたててみたい。 43/十一代慶入/鵞鳥大香炉/香炉にしては大きい!首を不自然に曲げた鵞鳥は・・・ 確かにマニエリスムだ。 47/十三代惺入/黒樂茶碗 銘 荒磯/蛇蝎釉がかかったすそが白く波頭のように 見えてなるほど荒磯。 49/十三代惺入/鬼面耳付八景花入/ま正面から見ると鬼じゃなくてちょと間の抜けた 牛みたいだ・・・。 58/十四代覚入/黒樂茶碗 十三歳初造り/これが13歳の手になるものか・・・と感嘆。 59/十四代覚入/兎之繪黒樂茶碗 銘 玉兎/のびてはねる白兎。きゅーと。 67/十四代覚入/赤樂平茶碗 銘 瀬音/'65年の作品。斜めにいれられた箆で 出来た模様がせせらぎのよう。 74/十四代覚入/黒樂茶碗 銘 翠鳳/緑の黒髪と言うごとく、黒の中に緑が、 黒が深い緑に見える。 82/十五代吉左衛門/[白樂]釉茶碗 銘 梨花/細かく貫入のはいった肌、 口が花のかたちのような。繊細なかたち。ただしどこに口をつけるか飲みにくそうだ。 初代は500年前だったので歴史を感じながら観ていたけれど、 十五代まで来るといきなり現代に引き戻された気分。 その重みはいかばかりか。
by kinmokusei_verdi
| 2004-11-20 20:28
| 展覧会
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
以前の記事
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||