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2009.3.28 ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち

(国立新美術館)
(2009.3.25~6.1)

なんでも『ルーヴル』ときくと混雑するのはブランドなんでしょうねえ。
それとも《モナリザ》が展示されてるとでも・・・思うわけないですね。
同時期に2館でルーヴル展を開くとは、日本がいかにお特異得意様か
という感じがします。
で、主催も後援もアレですから宣伝もがんがんしてて、いやになりますが
やっぱり来てしまうのはティツィアーノのせい。
で、気にいった作品をつらつらと。

49《台車にのったハリネズミ》
50《台車にのったライオン》
ほんとにかわいいですよ、だからってメトロの壁面広告に遣うのはずるい気がする・・・

60《犬をつれた子ども》母犬にくわえられたシャツが。

83ジャン=バティスト・ドフェルネ《悲しみにくれる精霊》
86フルリー=フランソワ・リシャール《小さな赤頭巾》/オオカミが!
106フランソワ=ユベール・ドルエ《三角帽をかぶった子ども》/かわいい

111レノルズ《マスター・ヘア》/いまいち

114《若い女性と子猫を抱く少年》/猫がっ!かわいい!

133ベラスケスと工房《フランス王妃マリー=テレーズの幼き日の肖像》
スペイン王女マリア・テレサですね。

136ヴィクトワール・ジャコト《ルイ・ド・フランスの肖像》
ルイ17世ってこんなに美!

183ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》
このために来たようなものですね。
人が少なかったので、ひとときひとりじめできてしあわせでした・・・
しゅろを持っているステパノが聖母をじとーっと見る目が・・・
あとみな伏目がちにキリストの方見てるので目立ちました。

いろいろうがった目で見てたのは否定しませんが、
ロワレット館長の談話にある
『芸術は、余暇に楽しむだけのものではありません。人間にとって『必要』なものなのです」
と言う言葉は実感したり、しています。

あと、この企画について
「子どもという感情を呼び起こすテーマを通して、異なる文明、時代と対話する。
そこに今回の面白さがあります。」
というのは日本の客に理解を求めてるのだなあ、と。他ではまだこんな企画やったことないですよ、と。
by kinmokusei_verdi | 2009-03-28 23:28 | 展覧会
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